手軽にリフトアップしてみよA
コイル&ショックの装着編



条件としていろいろ悩みましたが、HAMMERさんのSTDが若干固いようなので
それよりも柔らかいコイルを前回のように決めました。

意を決して装着作業にかかります。


その前に、以下のお約束です。

@ 装着に関して、ジャッキアップや重要保安部品の分解が生じます。

A スプリングなどの危険部品の脱着作業も必要です。

B 記事を鵜呑みにして事故や怪我をしても一切責任は負いません。

C お子様は保護者の方と一緒に作業しましょう。


慣れていれば2時間あれば可能です。ノンビリでも3〜4時間あればできるでしょう。

では Lets enjoy Do it your self & at your own risk



とりあえず全ての作業の前
ボンネットを開けて、フロントショックのゴム製アッパーカバーを外して
ショックのネジ部分に CRC5-56 をタップリ塗っておきます。
コレ、すごく重要です。



手始めに、ジャッキアップして車体にウマを掛けます。
ホムセンで売ってる4tタイプ。2980円程度のでOKです。
初めての方は経験者と一緒に作業しましょう。
このウマ掛けに失敗すると、死亡事故につながります。


まずは後輪から作業します(後輪のほうが簡単なため)
念のため、燃料タンクの下に外したタイヤを置き、万が一の保険とします。
(アマ、プロ問わず、ウマ掛けるときは常識です。念のため)

リアのデフ下にジャッキを掛けて、ショックアブソーバーへのテンションを逃がします。
これ掛けないでショック外すと、ブレーキホース切れるし、
作業者がホーシングやトレデアームの下敷きになって痛いよ(笑)



ショックを外す前に、ブレーキホースを確認しましょう。
いま現在は、上写真のようになってると思います。
切れる程ではありませんがギリギリですね。



リアショックを外します。右側は簡単に工具入りますが、左側はマフラーが邪魔です。
このようにエクステンションロッドを用意してあると便利ですね。
(無くてもできるけどさぁ・・・)


外してみました。うぇぇぇ。いきなり錆びで穴あきじゃん・・・orz



ショックの抜けがあれば新品に交換しようと思ったのですが
コンセプトは 「貧乏チューン」 です。使えるものは使ってやろーじゃん♪
手持ちのアルミテープで補修しました。


またどーせ錆びるんですが、せめてもの愛情として
カンペ(198円)で塗ってやりました。気休めですけどね。
(下地で、軽くジンク(亜鉛)スプレー吹いてるのはナイショ)



ショックが抜けたら、いよいよ本番のコイル交換です。
デフに掛けたジャッキを慎重に降ろしていきます。

くれぐれも言っておきますが、一気に降ろすとブレーキホース切れます。
ウチのは上の状態でコイルを外すことができました。あぶねー♪

ボクは自己責任でクリップを外しませんでしたが
本来はホースクリップを外せば、こんなことにはなりません。
皆様は「急がば回れ」でクリップを外して挑みましょう。

ショック交換が前提なら
ホースも交換必須なので、こんなことにはなりません。



コイルは、上下のソーサーにハマってるだけなので、固定はされてません。
装着時もソーサーに入れこむだけなのですが注意点が1つ。
下側のソーサーに凹みがあるのでコイルの先端をあわせること。
上側はゴムなので、位置調整は必要ありません。



ショック延長ブラケットを装着する場合は、
ショックの上側にこんな感じに組みます。



装着した様子です。
ちなみに、画像にはありませんが、ショックを延長した場合は
「必ずブレーキホースの延長が必要です」
絶対必要です。切れたら死にます。ほんとです。

ブレーキホースの交換はプロの整備士の監督下でやってください。
このページが必要な方々に、ホース交換手順を説明する勇気はありません。



ガスタイプのショック等で、テンションが掛かってショックが戻せないときは
マイナスドライバーやバールで縮めてやると意外と簡単にできます。

あとはショックの上下をボルト締めで完了。


とりあえず後ろだけ作業完了しました。
あまりお目にかかれない、かたっぽだけの画像です(笑)

ここまでノンビリやって約2時間。撮影の手間とショックの塗装乾燥に時間とられました。

 

次は難しいフロントの作業にいくよ〜



車両右側は、普通にアクセスできますが、
左側はエアクリーナが邪魔なので、とりあえず外します。
矢印3本のネジとナットを緩めて、本体とホースを外します。


こんな感じで逃がしておきましょう
丸印のエンジン側インテークには異物を落とさないように
ガムテープか綺麗なウェスで蓋をしておきます。



ショックの上部分の平らな面にバイスプライヤーかモンキーレンチを
ガッツリと掛けます。全力最強モードで固定してください。
コレをナメると、作業時間があと2時間延びます。経験者は解りますがホントです。

JA12/22Wのショックアッパーロットにはソーサーが溶接されていないので、フェンダー内側から
ロット/ソーサーをバイスで咥えることができません。マジ注意してください。ボクは1回ハマりました。
ナメてしまった場合は、ナットブレーカーやロット上部に溶接(してきり飛ばし)等、面倒なことになります。
(ボクがハマったときはインパクトでコジっても固着が取れませんでした)


ガッツリ掛けたらダブルナットの上側のナットだけ緩めます。


上側ナットが緩んだら、80%完了したようなもんです。
メガネ2本でもイケますが、こんなディープソケットがあると楽です。


下は普通に取れるので、ショック本体を外してみます。
JA12/22のウィークボイントは、予想どおりヘタってました(笑)
Aは錆びで朽ちた痕、Bはショックアブソーバーのボルトとの接触で減った部分です。

次回、溶接で補強プレートを入れたいと思います。
ここが完全に朽ち落ちると、溶接トーチを入れずらい場所なので
致命的となります。


ショックアブソーバーを確認すると、こんな感じで減ってます。
まぁ、こっちは延長ブラケット入れるので問題ないです。



装着前に撮影しました。これ、高ナット+全ネジでいいんじゃないの??
(全ネジだとソーサーに干渉したときに問題発生しますけどね)
自作しようと思ったんですが、M10の細目の高ナットがホムセンに無かったのと
ネジ屋に2本だけ頼むのも気が引けたので買ってしまいました。@1800円也。
まぁ、この辺はヨシとします。ホムセンやネジ屋に行くにもガソリン高いしねぇ・・・ f(^^;



こんな感じで装着します(上側が装着後、下側が装着前)


部品点数が多いんで念のために順番を載せておきます。
青いラインがフレームのマウントに当たります。
黄色矢印のワッシャーが非常に重要でして、
コレがフレームマウントとの横ずれを防止しています。
まぁ、4,5年は持つでしょうが。走行距離っつーか、
乗らなくても普通に錆びますんで定期的に見てやってください。


コイルをショックに装着して、上側マウントから元に戻します。
気になるブレーキホースですが、写真だとショックが外れた状態ですが
まだ余裕がありますね。ってことはショックが抜け落ちなければ
ブレーキホースは大丈夫ってことです。よって無交換でOKです。

以上でコイルとショックの交換作業は終了です。



ですが・・・・ここで
問題発生
左前足を全伸ばしすると1cm程
コイルが遊びます。右側は大丈夫。
延長ブラケットが長すぎるようです。コイルオーバーなショックなので
致命的に外れることはありませんが、危険なので後日対策することにします。




例によって、使用後の画像(^^)/


わかりづらいので、例のように並べてみましょう

 
     
 →

ノーマルサスに6.50R16だけ

 

2.5インチアップ+6.50R16


結構イイ感じですね(^^)
 
              


気になる実測値ですが

前:
4cm 後:6cm上がってます。
気持ち的に前のめり。

コイルに限らず、バネ類は初期のヘタリがあるんで
暫く黙って乗ってることにします。

これで終了ですが、総作業時間4時間ってとこでした。
お疲れ〜 > 自分

 




//// 気になる乗り心地ですが ////


とりあえずオンで軽く流してみた。
リアを支点にグニョグニョ動く感じです。

ちょっと失敗したのが、タイヤと殆ど同時に変えてしまったので
タイヤとサスと別々の評価がしずらいんです。

ノーマル比、乗り心地は固いんですが、たぶんタイヤが原因かと思われます。
ロールは明らかに増えました。HAMMERさんのSTDより多いと思います。


また、どこのコイル使っても同様ですが
、2インチ近く上げると
キャスター立つため、ハンドリングが軽くなる。セルフステアが激減。

4インチコイルを装着した橋澤号(仮名)のキャスター補正前の酷さまでとは言いませんが
ノーマル比から明らかに悪化している。しかし危険なほどではない

コレを(人間側の)慣れで済ますか、キャスター補正するか悩むところ。

対策としては
@ZEALさんのキャスタードリーム(約1万円)
AAPIOの偏心ゴムブッシュ(約7500円)

今後の課題として、とりあえずは 「
人間が慣れる」 ということで終了。

 

バンプストッパー延長編に続く(予定)